2025年のゴールデンウィークは飛び石連休でしたね。
弊社はカレンダー通りの営業スケジュールだったので、連休らしかったのは後半の4日間のみでした。

さて、その4連休、みなさんはどう過ごしましたか？

テレビを見てみると近場でゆっくりが多数派のようで。
物価高の影響も大きいし、お米の値段も下がらないし。
近くで少しだけ贅沢なご飯を食べてゆっくり過ごすのが一番！という意見ばかりでした。

実際、私の周りの人に聞いてみても、『せっかくなので大阪万博へ行ってきます！』という子が一人いただけで、あとは近県でゆっくり過ごす派がほとんどでした。

で、私は何をしたかというと。。。

大阪に暮らす娘がたった4日の連休なのに帰ってくるとか言いやがるので、
（本音は嬉しくてたまらない♡(*>ω<)ω<*)ｷﾞｭ～ｯ♡）
これは1日くらいは家族でどこかに出かけねば！と、3日の日にどこかに出掛けることにしました。

そう、どこかに出掛けることには決めたんだけども。
どこに出掛けるかが決まらない。。。(￣∇￣|||)

どうせ連休中はどこに行っても人と車でいっぱいだし。
でもどこか歩いて回れるような観光地に行きたい。。。
宮島とか、伊勢神宮とか、京都とか、いいなぁ。。。
でも、どこも遠すぎる。。。そして確実に人がいっぱい。。。

結局前日の夜まで決まらず、最終的に、佐田岬に行くことになりました。
佐田岬は、愛媛県は伊方町にある四国最西端の地ですね。

四国に生まれ育って早や半世紀（コワッ！l||l( ›ଳдଳ‹ )l||l）、なのにまだ行ったことのないところはた～くさんあります。
佐田岬もその一つ。
いつでも行けると思うとなかなか行かないんだよね。。。

でも、意外にでっかい、四国。
なんと私が住む観音寺市から佐田岬までは距離にして207㎞、高速を使っても3時間10分もかかります。
実はこれ、神戸に行くのとほぼ同じ距離です。（観音寺市から神戸市までは205㎞）
しかも神戸までは高速で直に行けるから2時間半くらいしかかからないのに対し、佐田岬までは一般道を50㎞以上走るため30分以上余分にかかる。

時間だけみたら梅田まで行けちゃう・・・、まじかー。Σ٩(๑⊙Δ⊙๑)۶え〜〜っ

意外と遠いことに出発した後に気付いた私たち。
松山のちょっと向こうってくらいに思ってたんだけどなぁ。。。
ま、いっか。
どうせ今回のドライバーは夫と長女！
私は後部座席でゴロゴロしてるだけだもんね♪

出発が遅れたため佐田岬到着がお昼頃になるだろうということで、佐田岬に行く前にその手前でまずは腹ごしらえをすることにしました。
今回は、次女が楽しみにしていた鯛めしを食べに行きます。

鯛めしというと鯛をご飯と一緒に炊き込んだものを思い浮かべると思うのですが、それは愛媛県松山市や今治市の郷土料理の鯛めしです。
愛媛県西部の宇和島市の鯛めしは鯛のお刺身を特製ダレに付け込んで薬味と一緒に白いご飯に乗せて食べる漁師料理です。
今回はその宇和島の鯛めしがお目当てです。

と言いつつちょっとリサーチ不足で、行く道中に食べるところを探しながら行ったのですが。
見てください！
こんなにおいしい鯛めしにありつけました！！　わ〜✧*｡\(｡˃ ᵕ ˂ )/ ✧*｡〜い
伊方町にある、みなとオアシス佐田岬はなはなのしらす食堂の鯛めしです。

夫は、釜揚げしらすと生しらすにマグロのたたきまでがたっぷり乗ったしらす丼にしらすのかき揚げとエビ天までついた、しらす・まぐろの三色御膳。
息子は、その時期の海鮮が豪華にのっかる海鮮丼のはなはな丼、今日はウニのかわりにカニのほぐし身だったようで、カニ大好きな息子もご満悦。

食券を買って席に座っていると番号を呼ばれて取りに行くというセルフの食堂なのですが、
なんと海に向かって食事ができるテラス席がありました。

生憎、この日は曇り空。
青い空に青い海とはいきませんでしたが、適度な曇り空で暑くも寒くもなく、ちょどよい気温で。
ちょっと風が強かったのが大変でしたが、気持ちよーく美味しくいただきました。

その後車で更に30分ほど走りやっと佐田岬に到着です。
佐多岬までの道路はクネクネしていて、食べてすぐのお腹にはちときつい。。。
でも、風力発電の風車を真下から見上げたり、遠く見える島影にはしゃいだり、飽きる暇はありませんでした。

佐田岬の駐車場はこじんまりしていて30台くらいしか停められないため、ＧＷのこの日は少し待って駐車することに。
海から吹き上げてくる風がさわやかでとても気持ちが良く、『やっと着いたぁ～』と大きく伸びをした・・・までは良かったんです。

公衆トイレの向かいにある案内板を見て、愕然としました。

駐車場から佐多岬灯台まで徒歩で1.8㎞とな？！(　 ﾟ ▽︎ ﾟ ;)ｴｯ!!
半分以上が勾配5％以上？
しかも8％以上の勾配もかなりあるジャマイカ・・・。

忘れていました、そうなんですよ！
室戸岬に行った時もそうだったジャマイカ！
灯台までは結構歩く、これ、岬あるあるジャマイカー！！
いや、でも室戸岬は駐車場から歩いて500ｍ程度だったのに、佐田岬は1.8㎞、単位が違っとるがな。
・・・生きて帰れるかしら。l||l( ›ଳдଳ‹ )l||l

でも、ここまで来たからには行かないわけにはいかない！！！
半分泣きそうになりながらペットボトル片手に出発しました。

ただ、行きは良い良いの下り坂。
木々の間を吹き抜ける風を感じながら、
あ～これなんの花だろうねぇ、
うおっ、足元ちょっと滑る～。
ここ葉っぱのトンネルみたいになってる～！
と余裕のひと時。♪ヾ(๑╹ ▽╹)ﾉ ﾙﾝﾙﾝ♪
遊歩道はどんどんどんどん下っていきます。

最初に出た開けた場所は旧軍司令部跡の広場。
反対側は岸壁から砂浜に降りれるようになっています。
岸壁の上に立つと吹き上げる風に立っているのがやっとの状態です。（私は全然平気だけど。）

そこからは椿山展望台までは結構な上り。
そりゃ砂浜から展望台まで行くんだから、ね、わかるよね。
息は切れるし、足は吊りそうだし、展望台に着いた途端ベンチに座り込んでしまいました。
景色・・・？
うん、一面海だった！！！

そこから今度は灯台まで一旦下り、また少し上り。

灯台は、やっぱり白かった。
当たり前ですが。
当たり前なのか？
わかんないけど、白かった。

灯台の前には四国最西端のモニュメントがありました。
目の前には九州は佐賀関、右手は別府湾から国後半島を望む景色です。
曇ってるから視界が悪くてよくわからないけど・・・。
でも14㎞向こうは九州です。

灯台から更に足を延ばして、御籠島展望所まではまた下って・・・
忠魂碑や畜養池跡、豊予要塞洞窟式砲台跡を横目に最後の上りです。

やっと展望所にたどり着いた時には、ある種の達成感が！！
やった！頑張ったよ～！　(ﾉ*>v<)ﾉ ヽ(*'v'ヽ)ﾊｲﾀｰｯﾁ!!!

そしてしばらく景色を楽しんだ後に来るのは、はい、その通り、地獄の復路ですぅ～。

でも、急ぐわけでもないので、景色を見ながらボチボチと。
半泣きになりながら帰りました。(ﾉд･｡) ｸﾞｽﾝ

佐田岬には旧軍関連の遺跡がいくつかあります。
軍司令部跡の広場や、移動式探照灯格納庫、洞窟式砲台跡など・・・。
意図せず戦争に係わる歴史を垣間見ることができました。

そして、灯台の下にあるトイレは、バイオマストイレでした！
子どもたちは初めて見るバイオマストイレにしばらく見入っていたようで、なかなトイレから出てこず。
どういう仕組みなのかと聞くので、少ない知識でバイオマストイレの説明をしてみましたが後で思いました。
手に持ってるソイツで調べた方が詳しくわかったんじゃね？
でも、子供たちも大きくなってきて教えてあげることが少なくなってきたこの頃。
親の顔して説明ごちるのもたまにはいいもんだと思ったりもしました。
まぁ、正しい知識かどうかは保証できぬが・・・すまぬ。　(*ﾉ>ᴗ<)ﾃﾍｯ

なんだかんだと駐車場に戻ってきてみれば、時刻は早や4時半になろうかという頃。

ここでヤバい！！と慌てだしたのが、夫と長女です。
ん？
何がヤバい？

どうもまだこの後の予定を立てていたようで。

それが、佐田岬から約80㎞離れた伊予市にある『ＪＲ下灘駅』
日本で一番海に近い駅と呼ばれ、映画のロケ地になったり、アニメのモデルとして聖地化してたりする駅です。
そういやインスタで見たことあるなぁ・・・。

伊方町から松山市へと向かう海沿いの夕焼けこやけラインの途中にあるので、
下灘駅まで行って夕日をバックに写真を撮って、夕日を見ながら帰ろうと目論んでいたようです。

うん、でも、今日は曇りだから。
夕日は見えないよ～。
でも、せっかくだから行ってみようということで、行ってみました。

はい、案の定夕焼けは見えず・・・。(´∩｀。)ｸﾞｽﾝ
しかも電車の時刻を調べてなかったので、ただの無人駅のホームって感じで。
しかもしかもＧＷの混雑を避けるために最寄りの駐車場はクローズで約1㎞離れた駐車場に停めて歩くという・・・。
さっき散々歩いたのに、なんの修行なの？これ！

でも、観光客がめっちゃたくさんいました。
観光バスまでいました。
外国の方が多かったのかな？
えー、こんな田舎の駅にこんなにたくさん来るー？というくらい。

下灘駅は無人駅で駅のホームに入るのに入場券は必要ありません。
なのでみんな駅のホームのベンチに座って海をバックに記念写真を撮っています。
ただ、その写真を撮るために行列ができていて・・・。
いざ、自分の番になっても居並ぶ人の前で写真を撮るのは、かなりテレますね。。。⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄ﾃﾚﾃﾚ

駅には物知りのおじいちゃんがいて、周辺の景色や地元の説明をしてくれていました。
私は横からこそっと聞いていたのですが。
これ、遠くに浮かぶこの島、ＤＡＳＨ島だそうです。
ほえ～っ、そうなんだぁ。

とにかく、雰囲気は最高に良かったので今度は是非天気のいい日に来てみたいかも。
電車と一緒に写真も撮りたいし。
夕焼けに包まれた夕焼けこやけラインも走ってみたいし！

でも、天気のいい日にリベンジドライブしようかって家族に言ったら『どうぞ』って。
え、あなたたちが一緒に行ってくれんと誰と行けっちゅうねん。
一人でここまで来るのはちょっと面倒くさ・・・、いや、寂しいジャマイカ！
美味しいランチでもエサにして、天気のいい日い娘に乗せてきてもらおうと思います。

でも、佐田岬はリベンジしない。
だって本当にえらかったんだもん！！(⑉･̆-･̆⑉)うぅぅ･･･
（えらい＝しんどい。方言ですね。）

四国の中でも行ったことがないところはまだまだたくさんあって。
今回初めていった佐田岬もそうですが、よく考えると四国最○端と呼ばれるところには行ったことがありませんでした。

調べてみると、

四国最東端は、徳島県の蒲生田岬（かもだみさき）
四国最西端は、愛媛県の佐田岬（さだみさき）
四国最南端は、高知県の足摺岬（あしずりみさき）
四国最北端は、香川県の竹居観音岬（たけいかんのんみさき）

※足摺岬と竹居観音岬は最○端のモニュメントはそこにあるらしいのですが、本当はどちらもひとつ西の岬が本当の最南端と最北端になるそうです。

四国四県に一つずつなんて、なんかバランスが良いですね。

でも、竹居観音岬なんて同じ香川県なのに行ったことがないって・・・。
近くの屋島とかは行ったことがあるんですが、庵治はラーメンを食べた記憶しかない・・・。
高知も室戸岬は行ったんだけどなぁ・・・。
足摺岬は、小さい時に両親が四国八十八カ所参りをしていて一緒に行ったみたいだけど覚えてないのでノーカウントですよね。

後日『せっかくだから今度他の最○端も行こうか！』って家族LINEに送ったんですが、長女の『えーな』のひと言のみ。
ホントみんな冷たいわー。
ま、勝手に企画して勝手に連れて行くけどねー（運転は夫か長女だけど）。(*^艸^*)ﾌﾌﾌ♪


最後は途中のドライブイン（死語？）で出会ったつつじの花を見ながらお別れです。
またね～！